OIラボワーク紹介

OIプログラムがこれまでに開講してきたラボワークの内容を紹介します。OIプログラムのラボワークでは電通大周辺にある国立の研究所や大学等の研究グループの一員となって、最先端の研究テーマを現場で実戦的に学ぶことで研究力を鍛えます。
電通大学内からのアクセスでは各項目毎のラボワークの内容がご覧になれます。(Click!!)

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[写真] アルマ望遠鏡 © 国立天文台

「アルマ望遠鏡の将来受信機開発研究」国立天文台(2018年5月-)

アルマ望遠鏡は日米欧が国際協力して建設した世界最大のミリ波・サブミリ波帯の電波干渉計です。 2011年に稼働が始まって以来、惑星系誕生の様子を描き出すなど、これまで人類が見たことのない電波画像を天文学者に提供しています。 国立天文台ではアルマ望遠鏡用受信機を開発してきましたが、すでに2020年から2030年という将来を見据えた受信機開発もスタートしています。 このラボワークでは、国立天文台・先端技術センターにてアルマ望遠鏡の将来受信機開発・研究に参加しています。

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「重力波検出器における量子雑音低減のための周波数依存光スクイージング技術の開発」国立天文台(2017年10月-2018年3月)

重力波研究は2015年にアメリカの重力波検出器LIGOが世界で初めて重力波の検出に成功し、その業績に対して2017年にノーベル賞が授与されました。日本は岐阜県神岡に重力波検出器KAGRAを建設しています。その重力波検出器のプロトタイプTAMA300が三鷹の国立天文台にあります。このラボワークでは、重力波プロジェクト推進室のTAMA300を用いた検出器の感度向上に関する研究に参加しました。

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「強化学習を用いた適応行動に伴う一次視覚野へのトップダウン効果の生成機構」東京農工大学(2017年4月-2017年9月)

本ラボワークでは, 電通大での自身の研究テーマ「視覚認知の神経機構」を解明するシミュレーションに, ラボワーク先の専門とする「強化学習」を取り入れて、従来とは異なる観点から視覚認知現象の解明を行った.

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「ライマンα輝線で探る銀河周辺物質」国立天文台(2016年11月-2017年3月)

宇宙に存在する全ての銀河の周りにはCGM(Circumgalactic medium)と呼ばれるガスが存在していると考えられている. CGMは銀河が物質を外界とどのように循環しているかを理解し, 銀河進化を考える上で重要な研究対象であるが, 薄く広がるガスが散乱する光は微弱であり, その直接検出は困難となっている. 本ラボワークでは, 赤方偏移5.7の時代に着目し, CGMによって散乱されているであろう微弱なライマンα輝線を統計的に捉える事でその存在を検証した.(詳細ページはありません.)

OIProgram
「共鳴散乱ライダー観測における動作環境温度モニター用小型モジュールの開発」国立極地研究所(2016年5月-11月)

国立極地研究所(立川)の宙空圏研究グループに滞在して南極基地での大気観測に関する研究に参加しました。このラボワーク先では, 高度100km前後の中間圏・下部熱圏(Mesosphere and Lower Thermosphere: MLT)領域に存在する金属原子層の大気現象観測をテーマに共鳴散乱ライダー観測による研究を進めていた.観測装置の1つであるレーザー光源は動作環境温度がレーザー発振に大きな影響を与えいると考えていた. そこで, 本ラボワークでは動作環境温度モニター用小型モジュールの開発を行い, レーザー装置内の熱源の特定および温度とレーザー発振の安定性との関係を調べた.(詳細ページはありません.)

OIProgram
NICTラボワーク

情報通信研究機構(小金井)の研究グループに滞在して研究・開発に参加します。(詳細ページはありません.)

OIProgram
JAXAラボワーク

宇宙航空研究開発機構(調布)の研究グループに滞在して研究・開発に参加します。(詳細ページはありません.)